ZEB/ZEHZEB/ZEHとは

BusinessZEB/ZEHとは

これからの時代の基本となる建築基準

ZEB(net Zero Building)ZEH(net Zero Housing)とは快適な室内環境を実現しながら建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにする事を目指した建物のことです。
ZEHはZEBと同じく、ゼロ・エネルギーを実現できる住まいのことを指します。

建物の中では人が活動・生活しているため、電力やガスなどエネルギー消費量を完全にゼロにすることはできません。
ZEB・ZEHでは、①省エネによって使うエネルギー量を減らし、②創エネによって建物で使われる分のエネルギーを使うことで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。

施工した施設は24時か365日、いつでも電気料や発電量が確認できるシステムが設置され、常時作動の確認などが行えます。

ZEB/ZEH導入のメリット

  • 建物内で使用されるエネルギーを創エネで賄えることにより、地球温暖化対策やエネルギー需給の安定化に貢献することができます。
    国の「エネルギー基本計画」においても実現・普及を目指しています。
  • ZEB化した建物はエネルギー的に自立しているため、災害時でインフラが途絶えたときの避難所として活用することができます。

導入例

ひがしの大空保育園 ZEB化事業

導入前 々の電気代を節約するために電気や空調をつけたり消したりするなど対策を行ったがコスト削減が難しい状態
導入後 24時間自動で温度管理や換気をしているため常時涼しい状態だが、電気代が半分で済むなど効果をあげている

ZEH実証実験棟

「沖縄から展開する亜熱帯気候にあったゼロエネルギーハウス(ZEH)の研究開発プロジェクト」の一環として、琉球大学とコラボレーションし大学内に「ZEH実証実験棟」を建設しました。
断熱材や空調システムなどの条件を変えながらデータを集積し、沖縄の風土にあったZEB/ZEHの施工ノウハウの確立を目指します。
体験宿泊もでき、実際のZEHを体感することも可能です。

ZEBを導入するには

ZEBを導入するためには

①必要なエネルギーを減らすためのパッシブ技術と②エネルギを無駄なく効率的に使えるようにするアクティブ技術により省エネを実現し、③必要なエネルギーを創エネ技術によって賄うというステップで検討します。
建物の運用段階でどこにエネルギーの無駄が発生しているか、どのように効率的に設備を運用するかなど、エネルギーをマネジメントする技術も必要になってきます。

ZEB/ZEHの導入には国の補助金を申請できます。

省エネ・創エネ・エネルギーマネジメントなどの技術を導入すると初期投資が必要になりますが、これには国による補助事業が実施されています。
当社はZEBの認定登録を受けている会社であり、施工はもちろん補助金の申請や調査・図面の作成もおまかせいただけますので、ZEBを導入してみたいけれどどうしたらいいかわからない、とお悩みの方でもお気軽にご相談ください。

ZEBの基準

ZEBにはいくつかの判断基準が設けられています。
100%の一次エネルギー消費量の削減が難しい場合でもZEBシリーズとして実現を目指していくことが必要です。

ZEB 基準値から省エネ50%以上+創エネで0%以下まで削減
Nearly ZEB 基準値から省エネ50%以上+創エネで25%以下まで削減
ZEB Ready 省エネ50%以上まで削減
ZEB Oriented 延べ面積が10,000㎡以上の建物で省エネで用途ごとに規定された削減量を達成+ 未評価技術※の導入によるさらなる省エネを行う
※WEBPROにおいて現時点で評価されていない技術